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活動内容

緑化活動として主に植樹と草方格の敷設を行った。

―草方格―

砂沙漠では風による砂の移動が植物の生存に大きく影響していて
砂に埋もれたり、根本の砂が飛ばされることで広範囲の植物が
死滅してしまうことがある。
そこで地表面に吹きつける風の勢いを弱め、砂の移動を止めよう
という構造物のひとつが、草方格。


【サバガの草方格の作業手順】

1) マス目の下書き線を引く。
2) サバガを近場の草地から採ってくる。
3) 下書き線に沿ってスコップで穴を掘る。
4) サバガを挿し、砂を両脇から埋め戻す。


【ワラの草方格の作業手順】

1) マス目の下書き線を引く。
2) 下書き線をまたぐようにワラを並べ、敷き詰める。
3) 線に沿ってスコップを突き立て、ワラを埋め込んで立てる。


【サバガとワラの比較】

サバガによる草方格とワラによる草方格の効果の差はどの程度の
ものになるのかはわからないが、作業量としてはワラに比べ
サバガは大変な重労働だった。
広範囲に設置して効果を発揮する草方格としては作業が
簡単であるということは重要な項目じゃないだろうか。

根元の砂が飛ばされ危機を迎える植物


サバガを使った草方格


ワラを使った草方格

―植樹―

【樹種】
 松、楡

【作業手順】

1) 苗の間隔を測り、植えるポイントを決める。
  point !
  間隔は5〜10mの間で統一し、それ以上狭くはしないようにする。

2) ポット苗とバケツ一杯の水を用意し、苗をバケツに浸けておく。

3) 直径100cm、深さ15〜20cmの円柱形に土を掘り出す。
  point !
  まず表層の水分が少ない土を掘り出しておき、
  同時に周辺の雑草の根を断ち切るのが目的。

4) 中心に苗を植える穴を掘る。直径20cm、深さ20〜30cm。
  point !
  ここで掘り出した土は若干水分を含んでいるので
  手順7で有効に利用する。


5) バケツの水を半分穴に注ぎ、十分に水が染み込むまで待つ。
  point !
  土を埋め戻した後に表層に与えた水は蒸発して失われやすい。
  根の下に潅水し、十分に染み込むまで待つことで
  より長い期間水分を保たせることができる。

6) ポット苗のビニールを剥ぎ取って植える。

7) 手順4で掘り出した土を先に埋め戻し、残りの水を注ぐ。

8) 残りの土を埋め戻し、締め固める。


楡のポット苗を掘り起こす


苗に水を含ませる


穴堀開始


植樹完了



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