―草方格―
砂沙漠では風による砂の移動が植物の生存に大きく影響していて
砂に埋もれたり、根本の砂が飛ばされることで広範囲の植物が
死滅してしまうことがある。
そこで地表面に吹きつける風の勢いを弱め、砂の移動を止めよう
という構造物のひとつが、草方格。
【サバガの草方格の作業手順】
1) マス目の下書き線を引く。
2) サバガを近場の草地から採ってくる。
3) 下書き線に沿ってスコップで穴を掘る。
4) サバガを挿し、砂を両脇から埋め戻す。
【ワラの草方格の作業手順】
1) マス目の下書き線を引く。
2) 下書き線をまたぐようにワラを並べ、敷き詰める。
3) 線に沿ってスコップを突き立て、ワラを埋め込んで立てる。
【サバガとワラの比較】
サバガによる草方格とワラによる草方格の効果の差はどの程度の
ものになるのかはわからないが、作業量としてはワラに比べ
サバガは大変な重労働だった。
広範囲に設置して効果を発揮する草方格としては作業が
簡単であるということは重要な項目じゃないだろうか。
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根元の砂が飛ばされ危機を迎える植物
サバガを使った草方格
ワラを使った草方格
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